【第3回】山口美穂区長に聞いてみたい10のこと|防災から散歩の寄り道グルメまで
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この記事の要点 30秒で読めます
- シリーズ最終回は山口美穂区長へ編集部が直接聞いてみたい10の質問をまとめます。
- 自治会の担い手や在宅避難など公開情報で示された課題を具体的な成果へつなげる質問です。
- 散歩とおいしいものが好きという公開プロフィールから幸区のお気に入りも尋ねます。

画像:タウンニュース「山口美穂区長『つながり』を礎に」より引用
第1回で人物像を知り、第2回で「繋」という一字を自治会と防災から考えました。
シリーズ最終回は、いよいよ山口美穂区長へ編集部が直接聞いてみたい10の質問です。
先に大切なことをお伝えします。これは実施済みのインタビューではありません。公開された経歴や発言を読み、次に本人へ会えたら尋ねたいことを編集部がまとめました。したがって、本文に区長の回答は登場しません(笑)。
タイトルを見て「区長が10問に答えたのか」と期待した方には、開始30秒でおわびする展開です。ただし、質問は本気です。敬意は正面に置き、ツッコミはその隣にそっと座らせました。

「繋」の一字を掲げる山口美穂区長。引用:タウンニュース「山口美穂区長『つながり』を礎に」
山口区長に聞きたい10の質問
区長の仕事は、住民から見ると少し見えにくいものです。
方針は読めても、何をいつまでに変えるのか。成果をどんな数字で確かめるのか。役所のお知らせだけでは分からない部分があります。
そこで「もっと頑張ってください」で終わらせず、答えを聞けば区政の現在地が見える質問を考えました。「頑張ります」「期待しています」の往復だけでは、会話のキャッチボールというより丁寧なお辞儀の交換です。
質問は、防災、地域参加、街の魅力、そして散歩とグルメの4分野です。最後だけ急に当サイトの食欲が前へ出ますが、平常運転です。
防災の成果をどう確かめる?
1 在宅避難を何で測りますか?
山口区長は、在宅避難への理解を広げることに言及しています。
そこで聞きたいのは「説明会を何回開いたか」だけではありません。水や携帯トイレを備えた世帯が増えたのか。マンションで停電時の行動を話し合ったのか。住民の備えが変わったと判断する目安を尋ねたいです。
開催回数だけで成果を測るなら、毎回きちんと並んでいる会議室の椅子まで功労者に見えてきます。知りたいのは、椅子の数ではなく備えた家の数です。
2 23カ所の避難所で今いちばん足りないものは?
公開インタビューでは、区内23カ所の避難所で実際に対応できる体制づくりを進める方針が示されています。
人手、物資、情報共有、ペット同行、外国語対応。場所によって課題は違うはずです。共通する弱点と、2026年度に優先して直す点を聞きたいです。
23カ所あれば、課題もきっと23通り。「全部大切です」は正しいのですが、それでは防災リュックへ家財道具を全部入れるようなもの。まず何を詰めるのか、優先順位を聞かせてください。
3 マンションの孤立をどう防ぎますか?
幸区には高層住宅が多くあります。建物が無事でも、停電でエレベーターや給水設備が止まれば、上の階ほど移動が難しくなります。
管理組合、町内会、区役所が平常時にどこまで役割を決めておくのか。新築時だけでなく、すでにあるマンションへの支援も尋ねたいです。
残念ながら、オートロックは災害まで締め出してくれません。ここは「建物が新しいから大丈夫」で通り過ぎず、少ししつこく聞きたいところです。
地域参加の入口をどう増やす?
4 地域活動を15分単位にできますか?
第2回では、行事の受付を30分だけ手伝うなど、小さな参加枠を編集部から提案しました。
役員になるか、何もしないか。その二択では参加のハードルが上がります。「当日の写真係」「机を10脚並べる係」など、短時間の協力を区内で試せないか聞いてみたいです。
「まず役員を一年お願いします」は、初対面でいきなり連帯保証人を頼むくらい重く聞こえる人もいます。いやいや、そこは最初に机を2脚運ぶところからでよくないですか(笑)。
5 担い手の負担をどんな数字で減らしますか?
山口区長は、地域活動を担う人が複数の役職を兼ねる状況を課題に挙げています。
課題が分かった次は成果です。会議の回数、準備時間、兼任数、紙の書類。どれを減らせば地域のベテランが少し早く帰れるのか。区役所が追う数字を聞きたいです。
地域のベテランは、頼めば分身する便利機能ではありません。会長、防災担当、祭りの実行委員を一人へ重ねたら、肩書だけで名刺が満員です。
6 新しく来た人へ最初の一歩をどう届けますか?
幸区には昔から住む人と、マンションなどへ新しく転入する人がいます。
転入届を出した日、管理組合の総会、子どもの健診、地域イベント。どの場面なら町内会や防災活動を自然に知ってもらえるのか。「加入してください」より前の出会い方を尋ねます。
「幸区へようこそ。では来月から役員を」は、歓迎とお願いの距離が近すぎます。まず祭りをのぞく。防災マップをもらう。知っている顔が一人できる。その順番なら、つながりはもう少し自然に育ちそうです。
幸区らしさをどう伸ばす?
7 企業と住民が混ざる次の企画は?
幸区には研究開発拠点と地域企業が集まっています。山口区長は、古くからの住民、新しい住民、企業が混ざり合うコミュニティーを幸区の魅力と語っています。
企業見学、子どもの科学体験、防災技術の実験、商店との共同企画。名刺交換だけで終わらない「次の一手」を聞きたいです。
名刺の束は厚くても、それだけでは地域のつながりは厚くなりません。研究所の技術と商店街の現場が同じテーブルに載る企画があれば、幸区らしさはぐっと見えやすくなります。
8 10年後に残したい幸区の景色は?
再開発や人口の変化が進んでも、残したい景色は何でしょう。
多摩川、加瀬山、商店街、祭り、住宅地の路地。施設名ではなく、そこで誰が何をしている風景を残したいのか尋ねたいです。区政の目標が、人の姿として見える質問です。
「にぎわい」「交流」「魅力向上」は行政資料の人気三人組です。いやいや、そこをもう一歩。ベンチで将棋を指す人なのか、祭りで綿あめを持つ子どもなのか。10年後の幸区を、一枚の写真になるくらい具体的に聞きたいです。
最後は散歩とグルメを聞きたい
9 お気に入りの散歩道はどこですか?
公開プロフィールでは、山口区長の趣味として散歩が紹介されています。
川崎駅西口の街並み、多摩川沿い、夢見ヶ崎周辺、鹿島田の商店街。区長が自分の足で歩いて見つけた場所を聞けたら、当サイトの散歩コースにも新しい寄り道が増えそうです。
なお、区長の散歩は視察に入るのでしょうか。入るなら編集部の食べ歩きも取材です。こちらは自信を持って取材と言い切っています。
10 散歩の途中で何を食べますか?
そして最後は、どうしても外せません。
公開プロフィールにある「おいしいものを食べること」。幸区で最近おいしかった一皿、昔から通う店、手土産に選ぶ品。区長の答えを聞けたら、編集部はすぐ取材メモを開きます。
店名を一つ挙げれば「ほかのお店は?」と聞かれそうな難問です。でも、ここで「全部おいしいです」は禁止カードにしたい。区長、腹をくくって一皿お願いします(笑)。もちろん、お店へ迷惑がかからない範囲で。
10問の先に見えるもの
今回の質問は、山口区長を試すためのクイズではありません。10問正解しても、夢見ヶ崎動物公園の年間パスポートは出ません。もともと入園無料です。
「繋」という方針を、誰が、いつ、どのように進め、何が変われば成果と言えるのか。住民が区政を身近に見るための物差しです。
同時に、散歩道や好きな一皿を聞くことも大切だと考えます。街の責任者がどこを歩き、何に足を止めるのか。政策資料とは違う角度から、幸区の魅力が見えるからです。
編集部は、この10問を机の引き出しへしまいません。山口区長へ取材の機会をお願いし、回答をいただけたときは、公開情報との違いも含めて丁寧に紹介します。
その日が来たら、この記事の「回答は登場しません(笑)」を、堂々と訂正できる続編を書きます。区長、11問目として取材を受けていただけませんか。
出典
- 山口美穂区長インタビュー(タウンニュース)
- 幸区公式サイト(川崎市 幸区役所)
- 新区長に山崎氏 山口氏(2025年4月4日)(タウンニュース 川崎区・幸区版)
連載 ・ 第3回(全3回)
山口美穂区長を知る
- 第1回山口美穂区長は幸区推し?
- 第2回山口区長の「繋」は何を変える?
- 第3回山口区長に聞きたい10問
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Roots Lab. 運営・企画 / UXライター
某企業で UI・UX の設計をしながら、Roots Lab.(ルーツラボ)の運営・企画をしています。福岡県出身。
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