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12月25日から保育園のルールが変わる|6月の川崎市議会「子どもと学校」まとめ(性犯罪歴の確認・体育館のエアコン・不登校)

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この記事の要点 30秒で読めます

  1. 2026年6月の川崎市議会で、保育所や認定こども園などのルールを変える条例が可決されました。国の「こども性暴力防止法(日本版DBS)」に合わせ、12月25日から、子どもと接する職員の性犯罪歴を国のしくみで確かめることが義務になります。
  2. 市立の小中学校の体育館110棟に、2029年度末までにエアコンを付ける計画です。熱中症の疑いで救急搬送された児童生徒は、2025年度に15件ありました。
  3. 不登校の児童生徒は3,451人(2024年度)。校内の別室や、放課後・朝の居場所づくりが進む一方、いじめの重大事態の調査が6年以上終わらないなどの課題も出ました。
編集部の note を読む【ゆるっと川崎市議会】12月から保育園のルールが変わる?子どもと学校の話まとめ(令和8年第2回定例会・子どもと学校編)編集部(note)

画像:編集部(note)

6月1日から24日まで開かれた川崎市議会の第2回定例会のうち、子どもと学校の話を、編集部の note の記事からこのサイト向けに短くまとめました。水道料金や台風の話は、前回の記事にあります。

議事録を読み返すと、ほぼ毎日だれかが学校や保育の話をしていました。6月議会は、子どもを守るしくみを急いで作り直していた議会でした。

12月25日から保育園で性犯罪歴の確認が義務に

2026年12月25日から、保育所・こども園などで国のシステムを使って職員の性犯罪歴を確かめるしくみを示した図。認可保育所・認定こども園・児童養護施設などは義務、認可外保育施設・放課後児童クラブなどは認定を受ければ任意

保育所・認定こども園・障害児の通所施設などのルールを変える条例が、6月18日にまとめて可決されました。国の「こども性暴力防止法」(いわゆる日本版DBS)に合わせた改正です。

施設
確認が義務 認可保育所(保育園)、認定こども園、児童養護施設 など
認定を受ければ参加できる 認可外保育施設、放課後児童クラブ など
  • 事業者は、子どもと接する職員の性犯罪歴を、国のしくみで確かめます。
  • 職員に制度を知らせ、就業規則や採用の募集要項を見直し、研修をします。
  • 市が改めた条例のうち、性犯罪歴の確認に関わる部分は12月25日から効力を持ちます。

認定を受けると保護者の安心や事業者の信頼につながることを、市は知らせていくと答えています。預け先が認定を受けているかどうかも、ひとつの目安になりそうです。

学校の先生による性暴力については、市が2026年5月に、疑いがある段階での初動の方針案をまとめました。相談や通報を受けたらすぐ管理職と教育委員会に知らせ、疑われた先生と子どもを会わせず、記録を残すという内容です。

体育館110棟に2029年度末までにエアコン

体育館のエアコン110棟を2029年度末までに、給食室のエアコン70校、校庭にテントで日陰、冷水機を検討、熱中症の救急搬送は年15件前後と示した学校のイラスト

市立学校で熱中症の疑いにより救急搬送された児童生徒は、2023年度が7件、2024年度が17件、2025年度が15件でした。

体育館 110棟・武道場 22室など 小学校81校・中学校33校 2029年度末までに整備 2027年6月に契約の予定 給食室 70校 おおむね1年で整備する計画
  • 体育館:小学校81校・中学校33校の体育館110棟と、武道場22室などが対象です。2027年6月に契約し、2029年度末までに付けて、2041年度末まで維持管理します。設計から維持管理までを民間にまとめて任せる方式(PFI)で、エアコン・断熱・維持管理を合わせた事業費は約257億円です(議員の質問より)。
  • 体育館は災害のときの避難所にもなるので、停電のときでも動く設備を入れる計画です。
  • 給食室:まだエアコンのない70校に、おおむね1年で付ける計画です。それまでは、首に巻く冷却グッズを配るなどして対応します。
  • 校庭にテントで日陰をつくる案や、水筒を軽くするために冷水機を置く案も出ました。市は、日陰は熱中症対策の方法のひとつとして学校に示し、冷水機は他都市の例を参考に検討すると答えました。

認定こども園のクラスは30人以下に

  • 認定こども園の3歳以上のクラス:1クラスの上限を35人以下から30人以下に下げました。
  • 保育士の数え方:理学療法士など、子育ての知識や経験がある専門職を、1人に限って保育士として数えられるようにしました。3歳児の保育士の配置の経過措置は、2028年3月末までです。
  • 3歳以上だけを預かる小規模保育:定員の決め方や、定員を超えたときの選び方のルールを決めました。こちらは賛成多数で可決で、共産党の議員団は反対しました。

保育士を育ててきた洗足こども短期大学が2027年度以降の学生募集の停止を公表したことや、アレルギーへの対応が必要な園児が毎年2,000人ほどいることも話に出ました。ルールを良くしても、支える保育士がいなければ回りません。

不登校の子の居場所 校内の別室は28校に

校内教育支援センター(小中28校)、朝の居場所(モデル実施)、わくわくプラザ(区分制へ)、ゆうゆう広場、フリースクール(市内の利用は約100人)を並べた、学校の中と外の居場所のイラスト

川崎市立の小中学校の不登校の児童生徒は、2024年度に3,451人でした。再び登校できるようになった子は3割ほどで、不登校のまま中学校を卒業した生徒の9割以上が高校などに進んでいます。

  • 校内の別室:自分のクラス以外で安心して学べる「校内教育支援センター(仮称)」は、小中学校28校に広がりました。全校への設置を目指しています。
  • フリースクール:民間のフリースクールを使っている市立小中学校の子は、学校が把握している範囲で約100人です。利用料などへの経済的な支援は、実態をつかみながら検討している段階です。
  • 健康診断:30日以上休んだ子のうち、学校の健康診断を受けていない子は1,405人で、対象の約5割にあたります。

放課後と朝の居場所は?

  • わくわくプラザ:登録する子が増えて、時間によっては混み合っています。市は、生活の場として使う子と自由に遊ぶ子を分ける「区分制」を、犬蔵小学校で試しています。
  • 朝の居場所:6月議会では、夏休み前に一部の学校でモデル実施を始めたいと答えていました。その後、幸区の新小倉小学校で2026年7月6日から始まり、10月には川崎区と多摩区でも始まると発表されています(朝の居場所の記事)。
  • 中高生の自習室:夜の市民館の会議室を自習室にしてはどうかという提案に、教育長は他都市の例を参考に検討すると答えました。

けがと救急車 長引くいじめの調査

  • けがと救急車:2026年1月、市内の小学校の体育で児童が足をけがし、救急車を呼ばずに病院へ向かう途中で転び、翌日にすねの骨折がわかって手術を受けた事案が紹介されました。市は、救急車を呼ぶ判断の考え方を整理して、できるだけ早く各学校に示すと答えました。
  • いじめの調査:いま調査中のいじめの重大事態は5件で、うち1件は6年以上7年未満、1件は4年以上5年未満かかっています。市は2026年4月に調査・支援担当を新しく置き、速やかに進めると答えました。
  • 先生が足りない:年度の初めに先生がそろわない「未充足」について、市は正規の先生の確保を急ぐと答えました。
  • 学校の設備:屋外のトイレが和式だけの学校は63校で、特に川崎区(16校)と麻生区(15校)で洋式化が遅れています。

議事録から読み取ったやりとりは、要約です。正確な発言は、川崎市議会の会議録検索システムで確かめてください。もとの note の記事には、ここで省いた議員の意見や数字も載っています。

出典

連載 ・ 第2回(全2回)

川崎市議会をやさしく読む

  1. 第1回6月市議会 お財布と備え
  2. 第2回12/25から保育園のルール変更
この連載をまとめて読む →

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Roots Lab. 運営・企画 / UXライター

某企業で UI・UX の設計をしながら、Roots Lab.(ルーツラボ)の運営・企画をしています。福岡県出身。

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