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幸区の川崎総合科学高校の場所に高専|川崎市が最短で2030年度の開校を目指す

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この記事の要点 30秒で読めます

  1. 川崎市教育委員会は、幸区小向仲野町の市立川崎総合科学高校の敷地と校舎を使って、高等専門学校(高専)を最短で2030年度に開くことを目指しています。
  2. 川崎総合科学高校は生徒の募集をやめる方向で、定時制は2028年度、全日制は2029年度から募集を止める案です。
  3. 高専は市と企業・大学が一緒に運営する形を考えています。学科や入学定員はまだ決まっていません。
川崎市の発表を読む令和8年8月18日 教育委員会定例会 報告事項No.8「高等専門学校に関する検討状況について」(PDF)川崎市 教育委員会

画像:タウンニュース 川崎区・幸区版

川崎総合科学高校の場所に高専

川崎市教育委員会は、幸区小向仲野町にある市立川崎総合科学高校の敷地と校舎を、新しくつくる高等専門学校(高専)のおもなキャンパスにする方向で取り組んでいます。2026年8月18日の教育委員会の会議で、検討の状況を報告しました。

高専は、中学校を卒業した15歳から5年間、実験や実習を中心に技術を学ぶ学校です。全国に58校ありますが、神奈川県にはまだありません。

市の資料によると、開校は最短で2030年度を目指しています。開校から1年間は、川崎総合科学高校と同じ場所で並んで授業をすることを想定しています。

企業や大学と一緒に運営する高専

市は、企業や大学と一緒に運営する高専を目指しています。市と複数の企業がお金を出し合って新しい学校法人をつくり、企業からは研究者、大学からは教員を送ってもらう形を考えています。市は職員を送ったり、つくる費用や運営の費用を補助したりして、全体を支える役です。

学ぶ分野の例として、資料にはソフトウェア工学・電子工学・半導体・暗号・量子情報科学・バイオインフォマティクス(生き物のデータを計算で調べる分野)が挙がっています。

学科の組み立て・入学定員・教職員の数・市が出す費用などは、これから決めます。

開校までの流れ

2026年内 準備委員会をつくる 2027年度 申請をする準備財団をつくる 2028年9月末 学校法人と高専の設置を国に申請 2029年8月末 認可(めやす) 2030年度(最短) 高専が開校 川崎総合科学高校の募集停止(案) 定時制 2028年度から 全日制 2029年度から 開校から1年は高校と並んで使う想定

総合科学高校は全日制が2029年度から募集停止

いちばん関係するのは、幸区などで高校受験を控える中学生と、その家族です。

市の案では、川崎総合科学高校は定時制が2028年度、全日制が2029年度から生徒を募集しません。全日制に入れるのは2028年4月に入学する人まで、定時制は2027年4月に入学する人までになります。

高専が予定どおり2030年度に開けば、最初に入学できるのは2030年3月に中学校を卒業する人です。2026年度に小学6年生の学年にあたります。

幸高校は単位制の定時制・通信制へ

同じ会議では、市立高校5校の見直しの案も報告されました。幸区のもう1つの市立高校、幸高校も変わります。

  • 幸高校(幸区):単位制の高校にして、午前・午後・夜の3つの時間帯から選べる定時制と、通信制を置く案です。ビジネス教養科は、2028年度に入る人が最後の1年生になる予定です。
  • 川崎高校(川崎区):普通科だけの中高一貫校にし、福祉科・生活科学科は募集をやめる案です。
  • 橘高校(中原区):新しい普通科をつくり、スポーツ科の学びを広げる案です。
  • 高津高校(高津区):校舎を建て替え、国際バカロレア(海外の大学にも進める国際的な教育の仕組み)を取り入れた中高一貫校にする案です。

川崎・橘・高津の定時制は、幸高校にまとめる方向です。市は、中学校を卒業する人が2040年までに2割ほど減る見込みであることや、専門の学科・定時制で定員に届かない年が続いていることを理由に挙げています。

いまは手続き不要

いまは何もしなくてかまいません。市は、市立高校の新しい計画を2026年度末までにまとめる予定です。計画の案の公表や、市民の意見を聞く日程は、8月の資料には書かれていません。発表が出たら、この記事にも書き足します。

高専のために、市が9月の補正予算に準備の費用2,310万円を入れたと報じられています。

問い合わせ先

資料をまとめたのは、川崎市教育委員会事務局の学校教育部です。教育委員会の代表電話は044-200-3261(平日の午前8時30分〜午後5時)です。市のことを広く聞ける「サンキューコールかわさき」(044-200-3939、午前8時〜午後9時・年中無休)も使えます。

出典

連載 ・ 第3回(全6回)

幸区の再開発

  1. 第1回新川崎・創造のもり 2029年度開業へ
  2. 第2回夢見ヶ崎動物公園 2028年度から改修
  3. 第3回総合科学高跡に高専 30年度目標
  4. 第4回新川崎の地区計画はどう変わる?
  5. 第5回堀川町34階計画 市が審査書
  6. 第6回幸区の再開発 7つの計画まとめ
この連載をまとめて読む →

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Roots Lab. 運営・企画 / UXライター

某企業で UI・UX の設計をしながら、Roots Lab.(ルーツラボ)の運営・企画をしています。福岡県出身。

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